2013.12.17 Tuesday 19:29

性懲りもなく

   特定秘密保護法に対して多くの国民が疑問や反発を持っていることは、内閣支持率の低下という形で現れた。安倍首相は記者会見で説明不足だったと釈明したが、全く反省していないようである。

 石破幹事長はメディアの報道を抑制する発言を繰り返し、政府与党からは共謀罪の制定を進めようという声が聞こえてくる。さらに、政府与党が合意した国家安全保障戦略では、国民の愛国心の涵養が柱とされている。特定秘密保護法に対する批判を聞いて謙虚に政治手法を変えるのではなく、この法律が憲法や民主主義の解体の第一歩でしかないことを、一連の動きは明らかにしている。

 為政者が国民に対して、お前たちを守ってやるから愛国心を持てと説教するような国は、ろくなものではない。石橋湛山や清沢冽など、リベラルなジャーナリストが満州事変以後の日本に対して発した警告や批判を読み返そう。真の愛国者は、日本が戦争と全体主義の坂を転げ落ちるのを座視できなかった。国賊と同時代の権力者に攻撃された人々こそ、国の現状を的確に見て、真に進むべき道を指示していたのである。

 民意を顧みることもなく、歴史の教訓から学ぶこともない懲りない政治家に対しては、これからも戦うしかない。それが我々の愛国心の発揮である。

東京新聞12月15日


Comment:
2013/12/20 10:07 PM, 匿名希望 wrote:
自分は多くの知識人に自ら執筆している書籍を戴きたいとお願いした事がある。(本人が書いたなら原則本人負担はありません)「そういう方多いんですが、公平を保つために差し上げていません」、「図書館でリクエストして読んでください」、「その本は売ってますからお金を出して買いなさい」と言われます。(一方、戴けた方も少ないながらいます)
ところで文化資本の格差が社会の格差になる事は言われています。そのような事を問題にする人が一方「そういう方多いんですが、公平を保つために差し上げていません」、「図書館でリクエストして読んでください」、「その本は売ってますからお金を出して買いなさい(これを言った人はデイケアのメンバーの事をネタにしているにも拘わらずだ)」と言い、一方では研究者同士では贈与・互酬を行っています。(「貰った本は読まないという人間の性というのがある」と言った人もいたがではあなたは読まない本を贈与・互酬するのか?それなら即貰った本を図書館に寄贈するかブックオフに売ってください。売れたらその人のお金になりますし、廉価で他人に渡ります)また新自由主義で格差社会が出来た等とも言うが、もしかして政府の政策の犠牲者の生き証人として人の被害者性を売り物にしてるんじゃないのかとでも言いたくなる。もしお金出して買いなさいと言うなら良識ヅラして新自由主義を批判するんじゃなくて新自由主義にもいい所(市場への参入退出の自由)があると言ってくださいよ。また「図書館でリクエストして読んでください」と言うならやたらの公務員叩きをやめてくださいよ。(社会民主主義もいいところがあると思いましょう)     
また大体、出て来そうな内容が「人にあげたら際限がなくなる」、「貰うのが当たり前な奴隷道徳を喚き出す」と言うだろうが、一人一冊、本をあげてもいいが読んで何かを書く事等といえばいいじゃないか。
ただ、本は個人の財産ですし財産権がありますからどのように処分するのも自由ですし、自分に頂けなくて他の人にあげても文句は原則ありません。
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