2017.12.12 Tuesday 16:54

ルールの崩壊


 秩序のある社会とは、一般市民がルールを守ると同時に、世の中を統治する側もルールを守って仕事をする社会である。しかし、今の日本では、人々にルールを守らせる側が自分の都合の良いようにルールを伸ばしたり、縮めたりして、不公正で不愉快な社会ができつつある。
 ルールを伸ばすとは、本来法規則が立ち入るべきでない領域にまで踏み込んで、個人の自由を押さえつける現象である。生まれつき髪の毛の茶色い女子生徒に校則だからといって髪の毛を黒に染めさせた学校があった。身体の特徴を無理やり強制させるなど、教育の場ですべきことではない。さらに安倍政権は家庭教育支援法という法案を準備している。これは家庭や子育ての「あるべき姿」について、バカバカしい校則のようなものを法律の形で国民に押し付けようとするものである。
 ルールを縮めるとは、本来守るべきルールを自分たちには適用せず、好き勝手に権力を謳歌することである。森友学園に対する国有地売却の不当な値引きとそれに関する証拠の隠滅がその典型例である。会計検査院が不適切と指摘したにもかかわらず、大臣も官僚も問題ないと言い張って、一切責任を取ろうとしない。
 今の為政者は、ルールは常に国民を縛るもので、自分たちは何にも縛られないと錯覚している。ふざけるなと言いたい。
東京新聞11月26日

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