2018.01.28 Sunday 17:20

野党の結集

 通常国会が始まり、安倍一強体制に挑戦すべき野党の側は、統合、協力の在り方をめぐって混迷を続けている。希望の党と民進党の統一会派の構想が頓挫したことは、政党政治の筋論に照らせばむしろ当然である。
希望の党には、自民党右派と同じような考えを持つ改憲派がいる一方で、同党の玉木代表は憲法9条改正には反対すると明言した。憲法という最も重要な政治的価値観に関して一致できないというのでは、政党の体をなしていない。もちろん当人たちもこの問題は深刻視しているようで、執行部は小池百合子氏に離党を促し、改憲に積極的な保守派とは分党を検討するという報道もある。希望の党は不幸な生い立ちの政党であり、ここで新しい政党に生まれ変わるというのであれば、野党の整理は一歩進む。
立憲民主党は、野党を大きくすること自体を目的にすれば、かつての民主党の轍を踏むと警戒している。今は少数でもこれから明確な政権構想を樹立し、主体的に成長していくという志は良い。ただし、安倍政権が改憲を進めようという切迫した事態の中、憲法に関する理念を共有する政党が協力を密にすることも必要である。
統一会派や党の合併といった形にこだわる必要はない。労働法制改悪や、その後に続く改憲に対して戦うという中身を野党協力で作っていってほしい。

東京新聞1月28日

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